シャキシャキ野菜、時々麺、おつまみチャーメン/和田有史さん推し「支那そば屋こうや」

文・写真 熊谷真菜(日本コナモン協会)

1983年創業、町中華の名店、四谷のこうやさん。立命館大学食マネジメント学部、和田有史さんの推し麺がこちらの炒麺(チャーメン)。学生時代からお世話になったお店の一つだそうで、うまい麺類が充実の居酒屋さんとして夜に予約する方も多いようです。

そして、チャーメン。厨房に入らせていただき、中華鍋の達人技を拝見することができました。
重そうな中華鍋を丁寧に洗って、水気をふき取って、鍋の向きを変えながら熱します。
1分くらい火に当てて、鍋がしっかり熱くなったら、油を入れ、豚を投入。豚に火がとおったら、ゆで麺を炒めます。そこへ、麺の倍はありそうなもやし、その他の野菜ももやしくらい入ると、大きな中華鍋が一気に満杯。そこから鍋を振ること30秒、調味料を入れてまた鍋振りが再開されます。

調味料が何種類か投入され、2分後、醤油かオイスターなのか、茶色系のタレが入ったら、合わせて完成!

要チェック

シャキシャキ野菜、時々麺、おつまみチャーメン!

達人の推し麺

炒麺 チャーメン(焼きそば)1000円

推し麺ポイント

もやしのシャキシャキ、その他の野菜の食感もおいしくて、野菜炒めに麺まではいってるという感じがお酒とも合うんですよ。
塩味ベースながら、最後のタレが隠し味で、ずっと食べてもアキがこない。チャーメンの文字通り、炒めてこそのやきそばです。
16番くらいのストレート。中太麺が主役のように、ボリューム感あふれる野菜炒めが麺を盛り立てています。

誰もが注文するという「わんたん」。
さらに肉団子よりも大きなあんが包まれたわんたんは、お酒のつまみとしても大人気。
一個の満足感も高く、みんなでシェアできます。皮が少し黄色みを帯びています。熱々をほおばり、白髪ねぎと豆板醤を少し。
わんたんについてる豆板醤を、やきそばに少しつけて、味変してもおいしい!

支那そば屋こうや

〒160-0004 東京都新宿区四谷1-23 上野KGビル1F
TEL.03-3351-1756

やきそばの達人/和田有史さんのProfile

静岡県清水市に生まれる。
農研機構 食品総合研究所主任研究員等を経て2017年4月より立命館大学教授。多感覚・認知デザイン研究室主宰。
博士(心理学)。専門官能評価士。全日本・食学会会員。

https://www.cogdesignlab.jp