1625年(寛永2年)【七味唐辛子】[やげん堀 七味唐辛子本舗]が江戸薬研堀端にて創業(創業者・中島徳右衛門(からし屋徳右ヱ門))。
翌1626年に「七味唐辛子」を考案。1943年に浅草に移転。
七味唐辛子が出てくる前は、うどんもそうめんも薬味にコショウを使っていた。
1655年(明暦元年)【七味唐辛子】[七味家本舗]が京都・清水寺の参道にて創業。
創業当初は[河内屋]という茶店で白湯に唐辛子を浮かべた「からし湯」などを提供していたが、その後七味唐辛子を専門に扱うようになる。
1665年(寛文5年)【稲庭うどん】秋田・稲庭村にて佐藤市兵衛が創業。
1672年(寛文12年)【北前船】幕府の命により江戸の商人・河村瑞賢が「西回り航路」を整備。
1676年(延宝4年)【うどん】京の町で「うどんの夜売り」が始まる。
大阪の屋台の安売りではなくご馳走として遅くまで働く町人の夜食として広まった。
1700頃【うどん・食堂】[本家 土手嘉]が大阪・豊中にて創業。現在、8代目の店主。
能勢街道を往来する人や向かいの原田神社に参拝される人達に、うどん以外に酒も提供していた。
元禄末【料亭】寛政年間に四天王寺の清水寺の門前茶店として創業した[浮瀬(うかむせ/旧[晴々亭])]が料亭へと変わる。
日本最古の料亭といわれる。大坂商人の繁栄と商人文化の開花。
1730年(享保15年)【うどん・そば】『絵本御伽品鏡』に、大坂・砂場新町の「いづみや」が登場。
1736年(元文元年)【七味唐辛子】[根元 八幡屋礒五郎]が信州・善光寺堂庭にて創業(創業者・初代勘右衛門)。
1818年、四代佐助が大辛、中辛、小辛の配合を考案した。1952年、現在地(大門町)に移転。
1747年(延享4年)【うどん】[たわらや]が京都にて創業。
1864年(元治1年)【うどん】[吾妻]が現在の大阪・池田市にて創業。現存するお店としては
大阪最古のうどん専門店。名物は「細(ささめ)うどん」。
江戸末期【うどん】大坂で「鍋焼きうどん」が登場。
1876年(明治9年)【風邪薬】[株式会社うどんや風一夜薬本舗]が大阪・島之内にて創業。屋号は「末広」。
1893年(明治26年)【うどん】[松葉家本舗]が大阪にて開業(創業者・宇佐美要太郎)。
「きつねうどん」の創始といわれる。現在[うさみ亭マツバヤ]。
1907年(明治40年)【製麺】大阪府製麺商工業協同組合が設立。
1908年(明治41年)[日清製粉株式会社]設立。
1912年(大正1年)【うどん】[茂美志"屋本店(もみじや/旧[うどん 紅葉や])]開店。名物「のっぺいうどん」。
1913年(大正2年)【そば・うどん】[堀江 やぶ]が大阪・福島の聖天通りで開業。
1925年(大正14年)【うどん】[美々卯]がのれん立ちあげ。商品名「エンタツ」うどんを発売。
1928年(昭和3年)【うどん】[美々卯]が「うどんすき」を考案。
1935年(昭和10年)【寿し・うどん】[末広寿司]が大阪・堺に開業。
1940年(昭和15年)【うどん・そば】[岡北]が京都・東山にて開業(創業者・北村六三郎と北村よし子)。京うどんの伝統を守る。
1945年(昭和20年)【食堂】[初雪食堂]が滋賀にて開業。中華そば、天ぷら中華そば、きつね(きざみ)などを提供。
【食堂】[赤丸食堂]が大阪にて開業。戦後、焼け野原でぜんざいを売った事が始まり。
ラーメン、うどん、そばの麺類から定食、おかず各種。
1946年(昭和21年)【うどん・そば】[道頓堀 今井]が開業。戦前は楽器店だった。
【乾麺】この頃、輸入小麦を使い乾麺が大量に生産される。
食料が不足した時に、代用食ナンバーワンとして用いられたのが麺類だった。
【食堂】[ほうれい食堂]が開業。駒川・針中野周辺で現存する最古の食堂。中華そば、焼きそば。
【食堂】[みどり食堂]が兵庫・明石にて開業。
1947年(昭和22年)【食堂】[津田食堂]が奈良・橿原に開業。
【大衆食堂】[しみず](2017年3月閉店)が開業。吉本新喜劇のモデルになったと言われている。
1948年(昭和23年)【製麺】[太陽製麺所]が大阪・難波新地にて創業。1970年に現地に移転。
1949年(昭和24年)【うどん】[千とせ]が大阪・千日前に開業。肉吸いが有名。
【製粉】[信濃屋そば製粉 株式会社]が大阪・岸里にて開業。
1950年(昭和25年)【そば・うどん】[芦池更科]が大阪・南船場にて開業。
1953年(昭和28年)【うどん】[ちから餅]が兵庫県西宮市の「甲子園口商店街」にて創業。株式会社おかもと。
1955年(昭和30年)【食堂】[あずま食堂]が開業。うどん、そば。シチューうどん。
1960年(昭和35年)【製麺】[全国製麺協同組合連合会]が設立。
【ふりかけ】[丸美屋食品工業]が「のりたま」を発売。
卵の粉末を粒状にあわせた造粒技術によって、食感豊かなふりかけを実現。
1968年(昭和43年)【うどん】[四國]が大阪・堺東中瓦町にて開業。
1969年(昭和44年)【うどん】[こんぴらさん]が大阪・鶴見橋にて開業。讃岐出身の店主。
この後に尼崎、野田阪神に支店を出している。
【立ち食いそば・うどん】[麺処 潮屋 梅田店]が開業。
[株式会社 汐屋]が同時に設立されている。コロッケうどん、そばを創業当時から販売。
1972年(昭和47年)【製麺・うどん・ラーメン】[手打ちうどん きぬや]が開業。
製麺、玉売りをやりながらコシのあるうどんを食べさせる、製麺所系のうどん店。和風ラーメンやチラシ寿司も人気。
【うどん・そば】[千舟屋(ちぶねや)]が兵庫・伊丹にて開業。
うどん・そば食堂として開業し、2006年にうどん店にリニューアル。2014年に現在地(伊丹市中央)に移転。
1974年(昭和49年)【うどん】[釜揚げうどん 一忠](2016年7月閉店)が大阪・八尾にて開業。
【うどん】[加ト吉(現[テーブルマーク])]が「冷凍讃岐うどん」を発売。
【アルミ鍋入り冷凍鍋焼うどん】[株式会社キンレイ]が設立。
大阪ガスグループの工業用ガス及び冷凍食品の製造・販売を目的とした近畿冷熱株式会社として設立。
1975年(昭和50年)【手打ちうどん・そば】[黒門 小雀弥 こがらや]が大阪・日本橋にて開業。
1976年(昭和51年)【インスタントうどん】日清食品が「どん兵衛きつね」を発売。
1978年(昭和53年)【うどん】[手打ちうどん 銭形]が大阪・豊中にて開業。
1980年(昭和55年)【うどん】7月2日を「うどんの日」に制定。[香川県生麺事業協同組合(現[本場さぬきうどん協同組合]])による。
香川では半夏生の日にうどんを食べていたため。
1983年(昭和58年)【カレーうどん】[得正 株式会社]が設立。
1984年(昭和59年)【乾麺、吉野葛うどん】[株式会社 坂利製麺所]が奈良・吉野にて創業。
1993年(平成5年)【うどん・書籍】書籍『恐るべきさぬきうどん』刊行。
【かすうどん・ラーメン】[ゆーちゃんラーメン](閉店)が大阪・矢田にて開業。
1995年(平成7年)【かすうどん】[加寿屋(KASUYA)]が大阪・藤井寺に開業。
2000年(平成12年)【うどん】[丸亀製麺]など、讃岐うどんチェーンの開業が相次ぐ。
【国産小麦】香川県が「香育7号」を「さぬきの夢2000」と名づけて農林水産省に品種登録を出願。
2003年には品種登録された。
【うどん】[手打草部うどん のらや 鳳本店]が大阪・堺にて開業。
【うどん】[てんま]が大阪・天神橋筋1丁目にて開業。2008年に大阪・末広町に移転。
きつねうどん発祥の店[松葉屋]に学び、きつねうどんを継承するだけでなく、ごま切り細うどんを開発。
2003年(平成15年)【うどん】[釜たけうどん]が大阪・千日前にて開業。弟子も多く輩出。
「大阪さぬきうどん」として認識が広まる中、「ちく玉天ぶっかけ」「キムラ君」などを開発。
5月7日を「コナモンの日」と制定(日本コナモン協会)。
2006年(平成18年)【うどん・映画】『UDON』公開。
【うどん】[山元麺蔵]が京都・岡崎にて開業。「土ゴボウ天ざるうどん」が人気。
2009年(平成21年)【うどん】[本格さぬきうどん 穂乃香]が尼崎・神田中通にて開業。
2010年(平成22年)【国産小麦】「さぬきの夢2009」が品種登録。「さぬきの夢2000」の後継品種。
【うどん】[竹松うどん店]が京都・綾部にて開業。
2011年(平成23年)【うどん】「丸亀製麺」全都道府県へ出店。米国・ハワイに海外1号店出店。
2012年(平成24年)【うどん】「丸亀製麺」タイ1号店、中国1号店を上海に出店。
2015年(平成27年)【うどん】[うどんdining KONA×MIZU×SHIO]が開業。
圧力釜を使った新感覚のモチモチ麺とうどんから作った[うパン]が評判。
2017年(平成29年)【うどん】「丸亀製麺」米国本土1号店をロサンゼルスに出店
2018年(平成30年)【うどん】[き田たけうどん]が大阪・難波にて開業(3月)。
極細麺。店主は千日前で[釜たけうどん]を経営していた木田武史さん。
2019年(平成31年)【うどん】春うどんキャンペーン開始。
2021年(令和3年)麺益力プロジェクト開始。
5月、おそらく世界初の冷凍きしめん専門店「星が丘製麺所」開業。
秋~「麺益力」が各地の麺類パッケージなどに活用される。
「麺益力」商標登録。
2022年(令和4年)4月、会長熊谷が、大阪公立大学小林哲教授ゼミで「大阪だしうどん」講義。