基本理念
あらゆる食材は粉にすることで、さらにおいしさの可能性を広げます。
日本はもとより、世界のコナモン文化の普及と継承を目的に
おいしく、楽しく、健やかに、食べ歩き、語らいましょう!
会長挨拶
食卓を豊かにする粉を使った食べ物=コナモン。コナモンの魅力を、おいしく、楽しく、健やかに探求し、コナモン文化の普及と継承を目的に、2003年5月7日コナモンの日に日本コナモン協会は設立されました。
歴史を紐解き、郷土料理の素晴らしさを発掘、名店の数々を訪ね、店主のお話をうかがい、50年100年後を見据えて、食文化のゆくえを見守っています。本場のおいしさを家庭で楽しんでいただくために、たこ焼教室、お好み焼教室、うどん、和菓子などの粉もん道場など、これまで2万人以上の皆さんにご指導してきました。
また昨年より文化庁の食文化継承事業が始動、食文化研究40年、環境が整ったことは大変ありがたいです。
久慈まめぶなど、各地の文化財登録が進む中、お好み焼の食文化を記録、整理するための「鉄板会議」も本格化しています。
コロナ禍、地球3周の移動距離で自分の免疫力を意識するなか「麺益力」というワードを商標登録し、皆さんに愛用していただいてます。
会長 熊谷 真菜(くまがい まな)
会長プロフィール
1961年西宮市生まれ。
全日本・食学会理事 道頓堀たこ焼連合会、大阪鉄板会議主宰。
立命館大学の学位論文で「たこやき」の歴史を明らかにし、1993年初の研究書『たこやき』(講談社文庫)でデビュー。 2003年5月7日、コナモン文化の普及と継承を目的に日本コナモン協会を設立。 日本はもとより、世界各地の1万人以上の皆さんとコナモンパーティを開催。 2019年 NY Konamon Festivalでは「道頓堀やきそば」を紹介、鉄板コナモンの世界的な展開をめざす。 主著は『「粉もん」庶民の食文化』(朝日新聞社)。
1995年には作詞作曲したCDアルバム「たこやき」(NECアベニュー)を発表、話題をよんだ。1990年からフードマーケターとして食品メーカーの企画開発に携わり、1993年からは、NHK全国放送のトーク番組でキャスター、民放各社のコメンテーターをつとめる等、テレビなどに出演。ラジオはオコタコRadio(Yes-FM)で「コナモン見聞録」を7年間担当、日本コナモン協会制作の「こなこな日和」(CSLaLaTV、2011~13年)では、各地の粉の達人をたずねた。
2003年5月7日コナモンの日に、各地のご当地グルメ団体やお店をネットワークする食文化団体、日本コナモン協会(https://konamon.com/)を設立。「コナモン」という言葉を全国に定着させた。
2012年には、関西の人気店店主らと、大阪の新名物「道頓堀やきそば」を開発し、約60店舗のお店の定番メニューとして育成。2013年10周年を機に、粉もんはだしが命という理念から、だしが利いた美味しさを表す造語として「だしツッコミ!」を掲げる。天下の台所として400年の大阪の食の文化、ひいては日本の食文化の奥深さを紹介する目的で、日本や海外の粉もん交流会、震災の被災地において、食育授業、だしツッコミ!会議、たこやき教室、お好み焼き教室などを多数開催、受講者は1万人近くに及ぶ。
2015年秋の道頓堀開削400年を記念して、「粉もんWalker」(KADOKAWA、挟み込み10万部+増刷3万部)を発刊。これを機に、道頓堀に因んだ調味料(道頓堀極ソース、道頓堀お好み醤油、道頓堀だしマヨ)を、人気店主たち&メーカーさんと共同開発。海外のお客さんにも「たこ焼き教室」を準備中。今年は、関西で定着した道頓堀やきそばを首都圏中心に販路を広げ、試食会を開催。
道頓堀のたこ焼専門店を集めた道頓堀たこ焼連合会を主宰し、8月8日たこ祭は5回目となる。世界的なタコ需要で価格高騰するタコの供給として、4年前からJICAに協力、セネガルのタコ=セネタコ試食会を大阪で開催し、明石でのたこリンピックにも関わるなど、たこの食文化研究にも余念がない。
また2014年から、粉もん大使をお願いしポスターなどで展開、コナモンファンの輪を広げる。初代は、ジャニーズWESTさん(ジャニーズ事務所)、二代目は粉もんプリンセスとして、三戸なつめさん(アソビシステム)。 現在は三代目で、光速ウクレレ少年近藤利樹さん(ソニー・ミュージックレーベルズ)。小学生デビューの近藤くんは、蛸半夏生キャンペーンのために「タコなベイベー」を提供してくださり、6~7月の蛸半夏生には、飲食店、スーパーマーケットの店頭で、ポスターとともに楽曲が流れている。
単著は、『たこやき』(講談社文庫)、『大阪たこ焼33ヵ所めぐり』(西日本出版社)、『ふりかけ-日本の食と思想』(学陽書房)、『大阪新発見散歩』(昭文社)、『「粉もん」庶民の食文化』(朝日新聞社)、『てっぱん屋台』(KKベストセラーズ)ほか、共著も事典など多数。
2006年より愛Bリーグ(B-1グランプリ)相談役、2012年より全日本食学会理事。