2014.2 けいらんきつね

鶏卵うどんの歴史は江戸時代からと言われますが、ここに甘辛く炊いたお揚げを入れるようになったのは、おそらく明治後半以降のことでしょう。
明治中頃大阪発祥のきつねうどんもお客さんのアイデアからといいますが、こちらもけいらんうどんに、お揚げを合わせてさらに美味しく!というお客発想が感じられます。
寒い季節にぴったりのあんかけに、おろし生姜がだしとからんで、大阪うどんが最後までもちもちで。
しかもお揚げの甘味とコクがアクセントとなって、最後の一滴も残さずいただける幸せ。

(撮影場所:大阪市西区南堀江 創業大正2年、堀江やぶさんにて)

けいらんきつね